インデックス投資&長期投資ができない人の考え方

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WealthNaviの運用成績がどうも芳しくない。

ので、Twitterでいろいろと呟いてみましたところ、「WealthNaviはインデックス投資の長期投資をやっているので、短期の含み損は気にせず、継続することが肝要」というようなご意見を頂きました。確かにWealthNaviのCEO柴山も似たようなことを言っています。しかし、僕はどうにもせっかちなようで、理解はできるけども納得しがたいと感じてしまうのです。このフラストレーションを整理しないことには、次のステップに進めないと思ったので記事にしてみました。

インデックス投資&長期投資の要点

インデックス投資&長期投資、ざっくりと要点をまとめると以下です。

  • 資本主義経済の長期的な成長に対して投資する
  • インデックス投資により資産に対する分散投資を実現する
  • ドルコスト平均法により時間に対する分散投資を実現する
  • 投資対象の下落は短期的なものであり、むしろ割安に投資できる好機と捉える
  • 投資期間は数十年

こうまとめてみると、泰然自若であり最強のように思えてきます。CEO柴山の参考記事も載せておきますね。
相場が急落したとき、どう行動すればいいですか?: 柴山さん、お金のキーワード、分かりやすく教えてください!

よいときも悪いときも淡々と
資産形成をしたい人にとって、いちばん大切なことは、長い目でリターンを最大化させることでしょう。つまり今の資産が「増えた・減った」ではなく、将来必要になったとき、着実に成長していればいいわけです。
成功のポイントは、「淡々と続ける」こと。株式市場が急落するとあわててしまうかもしれませんが、一時的なマイナスは、資産を育てていく長い道のりにおいては誤差に過ぎないと思って、どっしり構えておけばいいでしょう。

言っていることはすごく分かります。膝を打ち、「分かりました、それでいきましょう!」と意思決定したくなります。最強の投資法に見えますからね。

しかし、しかしです。心のどこかに引っかかるものがある。これで本当にいいんだろうか。インデックス投資&長期投資ができない人は、それを良しとする主張が肌に合わないんだと思うんですよ。いろいろと理由を考えてみて、これかな~と思い付いたので挙げてみますね。

インデックス投資&長期投資のリスク

考えてみた結果、結論はこれです。

インデックス投資&長期投資のリスクはそれ自体に在らず、それ以外に在る。

禅問答みたいになっちゃいましたが、簡単な例を挙げてみましょう。

  • 投資家が数十年後も無事に生き残っているか
  • 投資家が数十年間、ドルコスト平均法で投資し続けることができるか
  • 数十年後、そのファンドは存在するか
  • 数十年後、そのファンドの運用会社(例えばWealthNavi)は存在するか

インデックス投資&長期投資を成功させるためには、その投資対象だけでなく、投資する側も数十年にわたり安定的に存在し続けなければならない、ということです。そう考えると、個人投資家は若干分が悪いです。大不況で資産価値が減って、その上にリストラされて収入減でお金を投資に回せず、とかになると手詰まりになりますからね。

投資する側の安定化策として、投資専門会社の設立など、法人化することが挙げられます。かのウォーレン・バフェットも、彼自身に先見の明があって凄いんでしょうけども、バークシャー・ハサウェイを通じて優良企業に投資しているわけです。バフェットが死んじゃっても、バークシャー・ハサウェイの投資活動はしばらくは継続できるでしょうからね。
ただ、法人化できたら最強かといえばそうでもなく、競合他社に顧客を取られて倒産するリスクや、社長のお家騒動が悪化して倒産するリスクだってあり、なかなか難しいものです。

そういうことに思いを巡らせていると、「数十年前から投資している○○が、今では数倍の価値を持っている。だから長期投資が良い」という話も、強力な生存バイアスが掛かっているのではないかと思えてきます。つまり、生き残った成功者のみが成功を語っているのであって、脱落した敗北者は語らない、死人に口なしというアレです。

まとめると、インデックス投資&長期投資は「数十年後も全てが今と同じか良くなっている」ということに賭けているんですね。

インデックス投資&長期投資ができない人の考え方

インデックス投資&長期投資ができない人、つまり短期投資志向の人は、基本的に未来を信じていない臆病者です。数年後に自分が元気に生きていることにすら懐疑的です。

株価や為替のチェック間隔は、日単位、時間単位、分単位、秒単位と、どんどん短くなる傾向があり、資産を少しでも安く買って、少しでも高く売ろうとします。資産を数日でも持ち越そうものなら、その間に何が起こるのか不安で仕方がない。だから短期間で利確、損切りを行う。
インデックス投資に対しても、明細のよく分からないものに投資していいんだろうか、値動きの理由が説明できないから売買の判断をしにくいのではないかと不安になってくる。

ちなみに、短期投資における生存バイアスは、長期投資よりもマシだと思います。投資家の生き死にがリアルタイムで分かるので、成功者が大成功を収めても、同時に敗北者が悲鳴を上げている。確実な方法なんてそうそう無いんだな~と分かりますからね。

まとめ

長期投資と短期投資は、志向性が全く異なるんですね。時間に対するリスクの許容度に違いがあり、どちらが良いとか悪いとかいう話ではない。各々の投資家自身の性格に、合うか合わないかを見極めることが大切だと思いました。

え、僕ですか?僕は短期投資派のようです。臆病者なんですよねぇ、実に。

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