鎌倉新書に空売りを仕掛けたら火葬されそうになった

最終更新日

久しぶりに色気を出して空売りをやってみたんですよ、鎌倉新書に。そしたら全然下がらなくって火傷を食らい、もうちょっとで火葬されそうになりました。今回はそんなお話。

鎌倉新書とは

皆さん、鎌倉新書ってご存知ですか?

株クラスタの方ならもちろんご存知でしょうけども、そうでない方は「え、新書?出版社?」と思うでしょう。

鎌倉新書は、その名の通り出版事業もやっていますが、今の主軸の事業は「ライフエンディング関連の情報サイト運営」です。

会社概要 | 株式会社鎌倉新書

主な事業内容
(1)ライフエンディングサービス事業
 ライフエンディングに関わるサイト運営・情報サービスの提供
(2)ライフエンディング関連書籍出版事業
 「月刊『仏事』」他

ライフエンディングとは、人が亡くなること。その時に必要となるお葬式とかお墓とかお仏壇とか、そういったものの情報をインターネットを通じて提供する。そんな会社が鎌倉新書。サービス一覧はこちら。

ライフエンディングサービスのご紹介 | 株式会社鎌倉新書

眺めているだけでお線香の香りが感じられるのが不思議です。南無…。

鎌倉新書の株価

鎌倉新書の株価について、注目すべきなのは2018年3月8日です。この日の引け後、鎌倉新書は2018年1月期の決算発表を行います。

鎌倉新書【6184】、今期経常は42%増で4期連続最高益、前期配当を5期ぶり6円で復配 | 株探ニュース

鎌倉新書 <6184> が3月8日大引け後(15:30)に決算を発表。18年1月期の経常利益(非連結)は前の期比11.1%増の3.6億円に伸び、19年1月期も前期比41.7%増の5.1億円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、4期連続増益になる。

その業績の良さが投資家の目に付いたらしく、株価は急上昇。短期間でダブルバガーしてしまいます。凄いですね。

ちなみにこの鎌倉新書、値動き的にはちょっと謎の部分があり、海外市況が悪い時や円高の時に上がって、内需関連株だとかディフェンシブ銘柄だとか言われることがよくあります。ただ、ずっと眺めてると、言うほど関連性が無いようにも見えます。経済コラムにはよく挙がるものの材料は少な目なので、この値動き、機関投資家のオモチャになっているような気もしています。

鎌倉新書の将来性

そんな葬式やらお墓やら、地味~な事業がなんでそんなに注目されるんやろ?とお思いの方も多いと思います。僕も最初は首をひねったものでした。仕手株的な値動きをしているのかな、とも思いました。

しかしです。それは認識が甘いのです。直近の約20年において、大きな将来性があるのです。何故か。この決算説明資料の42ページを見れば一発で理解できます。

2040年まで死亡者数は増加していきます。

何このロックなメッセージ(汗)

そういうことなんですよ。現在の日本は高齢化社会と言われて久しいですが、その先に来るものは何か。高齢化した人々が、どんどんとお亡くなりになるというわけですね。そこに大きなビジネスチャンスが待っているというわけです。これぞ、ザ・ビジネス。人口動態に則した仕組みの勝利です。

もう一点。葬式やらお墓やらのIT化が進んでいないところに、ITによる効率化と大規模化を図っていく戦略。ごく狭い地域のローカルビジネスが、全国区のビジネスに広がるわけです。王道ですが上手いですよこれは。

他には相続に関わる金融サービスを睨んでいる節もあり、まだまだ隠し玉が飛び出してきそうな予感があります。そんなことを考えてみると、地味な事業だなんてとんでもないですね。

なぜ空売りを仕掛けたか

そういう将来性を感じたので、僕は長期投資銘柄として、鎌倉新書を買っているんですよ。

ではなぜ、空売りを仕掛けたのか。その理由は以下です。

  • 2019年1月期1Qの決算発表が地味で、株価が急落した
  • PERが90倍を超えていて割高だった
  • 4月中旬をピークに株価が下落傾向にあった

おや、この会社の経営陣は、某マネーフォワードのようにイケイケドンドンで好材料を突っ込んで株価を上げていくタイプではなく、しめやかに淡々と経営を進めていくタイプかもしれないぞ、と思ったんですよ。

まあ確かに、葬式やらお墓やら仏壇を扱っているのにイケイケドンドンするのは、世の中に不謹慎な印象を与えるだろう。とすれば、市場はPER 90倍を割高と評価し、株価はいずれ確実に下がるだろう、と予想。

じゃあ、空売りいっちょやってみっか!

と、色気を出しちゃったんですよねぇ。でも、見落としがあったんですよねぇ。それが火葬されそうになった理由なんですよねぇ。

なぜ空売りを止めたか

空売りを始めて数日間。一度は含み益になった瞬間があったものの、ほぼずっと含み損。それでも高すぎるPERを信じて待ってましたよ、いずれ株価は下がると。

しかしそんなある日、なんと逆日歩が付いちゃったんですね。空売り用に借りている株に、手数料が付き始めたと。これはありがちな株価の踏み上げサイン。このまま空売りを続けていると、踏み上げを食らって大損する可能性があります。

確かに、日証金の貸借比率が1を割っていることには気づいていましたよ。でもまあ、売られまくっているんだな、PERが高いし当然だよな、くらいにしか思ってなかったですよ。それがまさか逆日歩が付くとは…。

ここで心が折れましたね。目論見が外れた。目論見が外れたら、もう損切りするしかありません。というわけで撤退。やっちゃった~(笑)

カウンターとしてやったこと

でね、初心者トレーダーなら、もう嫌になって鎌倉新書のカの字も見たくなくなると思うんですけども、投資の名著『ゾーン』を読んでいる僕は違いますよ。

空売りの返買とともに信用買い。

往復ビンタ乙wwwと笑われるかもしれない。実際、恐怖も半端なかったです。しかし、踏み上げ相場が目の前にありそうなのに、買い向かわないわけにはいかない。しかも将来性のある会社の株ですよ。勇気を振り絞っての買いです。

とりあえず、貸借比率が1くらいになるまでは様子を見てもいいかな~と考えています。空売りされまくって株価が上がっていくイオンみたいになるといいなぁ。

まとめ

僕、リアルワールドでは株式投資のことを誰にも何も話していませんが、一つの銘柄を買ってみたり売ってみたり、また買ってみたり、悩んでみたり一喜一憂してみたり、孤独な戦いを続けています。個人投資家気取りですね。

鎌倉新書の株価については、経営陣はしめやかに淡々と経営を進めているんでしょうけども、市場が放っておかないぜ!という状況にあると今は認識しています。

しかしあの決算説明資料、42(死に)ページに「増加する死亡者数」とか書いちゃうの最高にロックだわ。

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