投資の名著『ゾーン』レビュー

最終更新日

先日、投資の名著『ゾーン』を読み終えました。得られるものがとても多く、また、人生を生き抜くうえでも大切な概念を得られ、満足しています。星5つでございます。

この本のイマイチな点

良い本なんですけど、イマイチな点もあるので先に言っておきます。

  • くどい
  • 分かりにくい翻訳

まず、とにかくくどいです。同じ概念やたとえ話がたくさん出てきます。またその話かよ、と何度も感じます。でもまあ水増し感をあまり感じないのは、著者のマーク・ダグラスさんが熱っぽく語っているからでしょう。何度も繰り返して言いたいんですよダグラスさんは。

次に、翻訳が分かりにくい。ちょっと何言ってるか分からない個所が大量にあります。最初に面食らったのは「フォース」という言葉ですね。「フォース?スターウォーズのアレ?この本、大丈夫?」という気分になりました。多分、原文も分かりにくい単語で散りばめられているんだと思います。

そんな感じの本ですが、内容は本質を突いたものなので、気にせず読み進めましょう。

この本から得られた大切なこと

この本で得られた大切なことは何か。ザッと挙げてみます。

  • 相場では何事も起こりうる。過去に類似のチャートがあっても、次に何が起こるかは分からない。
  • 1回1回のトレードに期待をかけすぎると、失敗した時には失望が、成功した時には驕りが生まれ、物事を捉える視野が狭くなる。
  • 物事を捉える視野が狭くなると、重要な情報を見逃し、さらに不利な状況に陥る。
  • 1回1回のトレードは機械的に行い、勝ち負けに拘らない。ルールと確率でトレードせよ
  • 開かれた心と視野でトレードを捉え、成功と失敗を受け入れルールを改善し、次のトレードに活かす。

いくらチャートの分析をやってみても、次の瞬間、価格が上がるのか下がるのかは確定できない。例えば、出来高200株の日とか普通にあるサーティワンアイスクリームとか、数百万円使えばチャートいじり放題です。

相場には多数のプレイヤーがいて、それぞれが儲けようとしてトレードしているわけです。そして資金力も様々。

資金力の大きいプレイヤーが気まぐれでドーンと売買すれば、チャート分析もへったくれもないわけですよ。その事実を受け入れず、思い通りにいかないと地団駄を踏んでも意味がありません。そんな鉄火場であっても勝って儲けていきたいとなれば、確率で勝負するしかないということです。2個のサイコロを振った時の合計値に賭けるなら、1回1回の結果はさておきとりあえず7を選ぶ、そういう話ですね。

人生だってだいたい同じようなもの

『ゾーン』から得られた大切なことは、人生においてもだいたい同じようなことが言えます。

例えば仕事において、だいたいは上手くいくやり方があっても、常に上手くいくとは限らない。上司や部下との関係も、上手くいくときもあればそうでないときもある。家族にしても同様。相手があって、相手のその日の体調や感情は日々異なりますからね。

歩道を歩けばだいたいは安全であり、高速道路を歩けばかなり危険です。しかし、歩道を歩いていても、ごくまれに車が突っ込んできて轢かれたりします。

数百年にわたり安全だった土地が、明日、地震で壊滅するかもしれない。そんな可能性はどこにでもあるけれど、住むならなるべく安全な土地を選ぶ。

読めなかった不利な事態に対して、感情的になりヤケ酒を飲んでいたりしては、ますます不利になるというもの。全てのことは起こりうると理解し、広く情報を得て、次の対策を取る。こうすれば事態の好転も早い。

ね、相場も人生も同じようなもんですよ。

まとめ+おまけ

というわけで、名著を読めて大変満足しています。この内容が投資に活かせるかどうかは僕の腕次第。日々切磋琢磨する次第です。

ちなみにこの『ゾーン』、単行本で約3千円、Kindleで約2千円ですが、Kindle Unlimited(月額980円)にも含まれていてお得です。Kindle Unlimitedは読書好きには外せないサービスかと。

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