「噂で買って事実で売れ」の事例と理由と対策

最終更新日

相場格言に、「噂で買って事実で売れ」(Buy the rumor, sell the fact)というのがあります。先日、そういう値動きを見たので、記録しつつ考察してみますね。

G20前後の日経平均

2018年11月30日から12月1日に、アルゼンチンのブエノスアイレスでG20が開催されました。この場には米国と中国の首脳が出席し、2018年初から活発化している米中貿易戦争に対して何らかの協議、合意がなされるだろうと見られていました。日経平均は12月1日に向けて6連騰。僕も、まさかトランプ大統領と習近平国家主席が対面で掴み合いの喧嘩をすることはないだろうと思っていたので、この株価上昇は妥当だと捉えていました。

そしてG20、米国は事前に宣言していた2019年1月1日の関税発動を90日間延ばすことで合意。それを受けて12月3日の日経平均は7連騰目となります。

いや〜このまま年末相場かな~と思っていた12月4日、日経平均は急落し-500円の大幅安。何故!?何故なのよ!!これが「噂で買って事実で売れ」ってやつ!?

ニュースでは、7連騰したし利確の動きが出ちゃったよね~とか言われていました。でも、なんだか理不尽に感じます。何も悪材料は無いじゃないかと。

なぜ「噂で買って事実で売れ」なのか

では何故、「噂で買って事実で売れ」なんでしょうか。といってもこの相場格言、わざわざ当ブログで語るまでもなく超有名なので、他のサイトを参照ください。

噂で買って事実で売る | 株式会社ストックゲート
株は思惑で買って事実で売れ!~その具体的手法を考える(その1) | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

いろいろな表現で解説されていますが、個人的には下図のように、「好材料の噂で上がってきたけど、事実が分かっちゃってもう上がらないだろうから、ここらで利確しとくか」ということだと捉えています。

でもやっぱり、好材料なのに売るのは何故なんだぜ?というモヤモヤした疑問が残りますね。

混ぜるな危険、投機と投資

好材料なのに売るのは、短期的にはもう上がらないから売っておこうという投機の目線です。方や、中長期的には好材料だから買いだろうというのは投資の目線。つまり、短期的な値動きに対して、長期的な目線で見てしまうから、感情にちぐはぐさが生まれるんですね。

整理するとこうです。短期的な投機の目線で言えば「噂で買って事実で売れ」長期的な投資の目線で言えば「割安で買って割高で売れ」。投資の目線を優先するなら、事実で売られた場合、好材料が出てるのに割安になってむしろラッキー、というもの。投機や投資の方針を混ぜてしまうと、売買タイミングを見誤ってしまうので注意しないといけません。

ちなみにですが、悪材料の材料出尽くしで下落していた株価が反転したりするのも同様です。直近、これ以上は悪くならないだろう、ってね。でも悪材料の根源は解決されていないので、長期保有には向かないよねぇ、みたいな話です。

おまけ

短期視点の僕としては、12月3日に売るべきだったなと後悔しきりなんですよ…。
この後悔、忘るまじ!

この記事をご評価ください

星クリック!
星1つ星2つ星3つ星4つ星5つ (4.80/5件)
Loading...
皆様からの評価をお待ちしております。
( ´∀`)人(´∀` )