小規模な投資は節約に如かず

先日、こんな記事を見かけました。

利回り4%超も。「10万円以下」で買える、好配当利回り株の選び方

・日本株は配当利回りから見て割安と判断
・10万円から始める好利回り株投資
・スーパースクリーナーを使って銘柄選択
・10万円以下で買える、時価総額1,000億円以上、配当利回り(予想)3%以上の33銘柄
・私が投資してみたいと考える8銘柄

銘柄選定の記事としては面白いのですが、「10万円から始める」という部分に引っかかりました。え、10万円ってことは利率4%で年4千円ですよ。1年間に4千円ゲットするためにわざわざ株買うか?その前に節約でもしろよ!と思ったのが当記事を書くきっかけとなりました。まあ、証券会社の社員の言ってることだから、「口座開け」「株買え」に行き着くのは当たり前なんですけどもね。

小規模投資 vs 節約

では、簡単に試算してみましょう。小規模投資さんは、配当利回り4%狙いで10万円分の株を買います。節約さんは、月当たり5千円の節約をします。いやこの時点で節約さん大勝利やろ!ズルい!という声も聞こえてきますが、2年で350万円、月当たり14.6万円節約した猛者もいるようですから、5千円くらい余裕です。全然どうにかなります。

参考:2年で350万円貯めた!ズボラ主婦が節約のために「やっている」「やめた」こと

で、先の条件で整理した結果がこちら。

No. 項目 小規模投資 節約
1 メソッド 配当利回り4%の株10万円 月5千円節約
2 儲け(年) 4千円 6万円
3 生活レベル 初期10万円低下 月5千円低下
4 脅威 株価下落、減配 なし
5 機会 株価上昇、増配 なし

株を10万円分買うのに10万円を捻出しないといけませんから、その分、使えるお金は減ります。仮に月5千円節約して10万円捻出するとすれば20ヵ月間。結構な額であります。

リスクについては、脅威と機会に分けてみました。節約さんにリスクはありませんが、小規模投資さんはリスクを取っています。株価の上下なんて割と普通ですからね。例えば年20%の増減を考えてみましょう。つまり年±2万円です。たった年4千円のために、この変動を受け入れられますか?

ちなみに、年4千円儲けるための節約額は、月333円です。今日、コーヒー1杯、我慢しましょうか。

ともあれ小規模投資さん、なんか割に合わないですね。

投資 vs 節約

いやいや、冒頭の記事は配当利回り狙いを10万円から始めるのであって、ほんとに10万円だけ投資するヤツなんていないですよ常考、と仰る御仁もいらっしゃるでしょう。ですよね~、僕もそうだと思っていたんですよ。

では、小規模じゃない投資にしましょうか。配当利回り4%で年6万円儲けられるように投資しましょう。整理するとこうです。

No. 項目 投資 節約
1 メソッド 配当利回り4%の株150万円 月5千円節約
2 儲け(年) 6万円 6万円
3 生活レベル 初期150万円低下 月5千円低下
4 脅威 株価下落、減配 なし
5 機会 株価上昇、増配 なし

年6万円儲けるために、ポーンと150万円出せるか。出せる人もいるでしょうけど、出せない人も多いでしょうね。日本の貯蓄額の中央値からすれば。

参考:【2018年版】日本人の平均貯金額は?年代別、独身・既婚別の平均も紹介!

株価の上下も当然あります。年20%の増減で±30万円。ちょっとしたサラリーマンの月収レベルですね。年6万円のために。毎晩、安眠できそうですか?出来る人もいれば、出来ない人もいるでしょうね。それより何より、真面目に銘柄選定やらないとこんな大金を賭けられないですね。銘柄選定、上手くできそうですか?

定期預金 vs 節約

株のリスクのことを考えていたら、なんだか気持ち悪くなってきたよ。もうノーリスクのやつ、頼むわ。

分かりました、お客様にピッタリの金融商品があります。定期預金というやつです。これはノーリスクと言っていいくらいリスクが低く、確実にお金が増えます。金利は銀行によって違いがあるんですが、住信SBIネット銀行なんて比較的金利が高くてオススメです。年6万円分、確実に稼がせてあげますよ。こちらをどうぞ。

No. 項目 投資 節約
1 メソッド 金利0.2%の定期預金3000万円 月5千円節約
2 儲け(年) 6万円 6万円
3 生活レベル 初期3000万円低下 月5千円低下
4 脅威 なし なし
5 機会 なし なし

定期預金3000万円って…(涙)

まとめ

お金でお金を生み出すためには、それなりにお金を持っていないといけないんですね。しかもリスクを取るならば、投資対象に対する緻密な分析が必要。それが出来てやっと儲かるかどうかというのが投資ワールド。投資が趣味でもなければ、やってられんでしょう。

結論。確実にお金を貯めたいなら、投資のことなんて考えずに節約しとこうぜ!って話でした。あと、証券会社やら銀行やらは、安易にリスクを取らせに来るのでご注意くださいね。

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